第25回

国際博物館会議京都大会

2019年9月1-7日

International Council of Museums
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よくある質問

ICOM全体に関する質問

  • ICOMの読み方は? アイコム? イコム?

     ICOMは、英語読みで「アイコム」、フランス語だと「イコム」になります。ICOM京都大会では、英語でコミュニケーションをとる場面が多いことなどから、読み仮名を「アイコム」と統一することにしました。

  • ICOM発足の契機は?

     1945年、初代会長のChauncey J. Hamli氏(アメリカ)が、後に第2代会長となるGeorges Salles氏(フランス)に国際的な博物館会議を設立することを提案したことが契機となり、1946年にICOMが発足しました。第2次世界大戦開戦当時、Salles氏は世界の博物館が協力し合える体制が必要であると考えていたようです。http://archives.icom.museum/founders.html

  • 新しい国際委員会はどのように設立されるのですか?

     ICOM事務局長に委員会設立申請書を提出し、執行役員会の承認を得れば設立できます。
     委員会設立申請書には、50人以上のICOM会員の署名が必要です。署名は少なくとも2大陸以上及び10ヵ国以上から集めることが必要です。
     提案された新委員会の分野は、専門的なものであること、国際的かつ持続的な関心事項であること、そしてICOMの使命や意義に沿っている必要があります。

  • 団体会員の代表者3名はどのように選出されていますか?

     団体会員の代表者3名の選出については、各機関で決めるので、選出方法は様々です。館長が代表者として登録する団体もありますし、国際交流担当の方が代表者として登録される場合もあります。機関の最高責任者、例えば博物館の場合、館長の承認が必要です。

  • ICOMは、加盟した博物館に対する助言あるいは評価を行いますか?

     ICOMは、様々な活動により加盟した博物館のみならず、広く国際的に博物館に対する助言や評価を行っています。ICOMのミッションの一つは、博物館に対する国際的な規範を確立することです。そのために、各常設委員会や国際委員会等が助言や評価を行っており、国際委員会の中には、評価を行い、博物館や所属会員に賞を与えているところもあります。

  • ICOMには動物園の会員もいますか?

     ICOMには博物館や美術館だけでなく、動物園、水族館、植物園、プラネタリウムなどの団体や職員も入会申請できます。日本でも、水族館でICOM団体会員になっているところがあります。
    2019年のICOM京都大会では、動物園や水族館、植物園、プラネタリウムなど、幅広くミュージアム関係の皆さまのご参加をお待ちしております。

  • ICOMの会員になるにはどうすればいいでしょうか?(条件、費用)

     会員申請は、ICOM日本委員会を通じて、パリにあるICOM本部に会員申請書を提出し、審査を経て入会が承認されます。まずICOM日本委員会事務局に連絡してください。
    お問い合わせ→https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/inquiry.php
    会員になる条件は、博物館、博物館職員、また博物館学に関する大学教員や学生であることなどです。詳細な会員カテゴリー及び会費については下記のICOM日本委員会ウェブサイトのICOM入会案内のページをご覧ください。
    ICOM入会案内のページ→https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/entrance.php

  • 1つの委員会を選んだ後、他に変更できますか?

     いつでも変更できます。変更したいときは、ICOM日本委員会に連絡してください。
    お問い合わせ→https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/inquiry.php

  • ICOMカードは特別展や企画展も無料ですか?

     博物館によって基準は違いますが、ICOMの理念に賛同し、ICOM会員に対して常設展、特別展や企画展の無料、割引などを提供する博物館がたくさんあります。日本国内における無料措置等の導入状況については、現在調査中です。詳細は各博物館にお問い合わせください(入館の際はICOMカードをご提示ください)。

  • 日本国内で同じ委員会の人と交流や情報交換はできますか?

     ICOM日本委員会として会員情報を公開することは、個人情報の観点から慎重な対応が必要だと考えます。一方で、同一の国際委員会に所属する国内会員の交流をはじめ、会員間の情報交換・交流はとても大切なことと思います。今後大会に向けて開設されたHPやSNS等を活用して相互交流を望む会員同士がコミュニケーションできる仕組みを作っていきたいと思います。

  • ICOM加盟館の中で近年目覚ましい活躍や変化のある博物館はどこですか?

     近年ICOM日本委員会では、博物館の職員が個人会員となり、大会や国際委員会に参加する方の数は増え続けています。こうした博物館や個人会員は、総会や国際委員会での議論に触れて、自分たちの博物館の現状や課題を認識し、ICOMでの議論を踏まえ、ICOMの倫理規程や博物館の定義を参考にしながら課題解決に取組もうとする動きがみられます。特に、これからの博物館を担っていく若手の人々がICOMに参加することは、日本国内でのさまざまな博物館の活動に活気を与え、好影響をもたらすことが期待されます。

  • ICOMとは何か?わかりやすく一言で知りたい。

     日本のICOM会員に聞いてみたところ、以下の回答が寄せられました。
     
    ▶国や異なる文化を超えた世界規模のミュージアム関係者ネットワーク。
    ▶博物館というキーワードで繋がる世界中の仲間たちと交流するコミュニティ。
    ▶世界中の信頼できる仲間との関係。
     (集まりに参加するたびに、同業種の、あるいは館種の垣根を超えた大切な友人ができています。彼らは日々の自分の活動に、大きな刺激とヒントを与えてくれます。)
    ▶地位や立場、国を超えて博物館に関わる人たちが対等に語り合える場。
    ▶社会にとっての博物館の存在意義・役割を考え議論する場。
    ▶博物館の課題を世界的に共有し、その解決に向けて活動する場。
    ▶世界レベルで文化を守るミュージアム専門家機関。
    ▶博物館の進歩や発展を目的とする国際的な博物館の専門組織。
    ▶ミュージアムの夢を与えてくれる存在
     (創造の根源はひらめきと想像力と夢。多様な館種の多様な学芸員から得る多様な発想こそ、博物館を常にベターに変化させる原動力。)

ICOM京都大会に関する質問

テーマについて

  • ICOM京都大会のテーマ「文化をつなぐミュージアム-伝統を未来へ-(Museums as Cultural Hubs:The Future of Tradition)」は、なぜこのテーマにしたのですか?

     博物館が社会に期待される役割を果たすためには、規模や種類もさまざまな博物館が対等に結びつき連携しながら、各地域、日本から世界を視野に入れ、多様な人々と組織をつなぐ「文化の結節点」として機能することが求められます。ICOM京都大会は、博物館がそれらの期待に応えるために何を為すべきかを議論する場として、重要な意義があります。博物館と博物館、他の文化施設、地域社会など、さまざまなステーク・ホルダーとの連携・協働、地球環境、災害、紛争など国際的な課題の共有、そして、世界中の関係者との議論を通じて考える博物館の定義と存在意義、さらにそこから見えてくる日本の博物館の課題と今後に求められる改革の在りかたなど...これらを考える「場」のキーワードとして掲げたのが「Museums as Cultural Hubs = 文化をつなぐミュージアム」です。
     一方、博物館がその力を発揮するために最も重要な要素は、過去から継承した文化遺産の保存と活用です。博物館は未来を考えるための貴重な糧であり、人類共通の宝である文化資源を守り、次世代に引き継ぐとともに、現代に生きる人々のために活用することによって、文化の結節点としての役割を果たすことができます。「-伝統を未来へ-」には、過去の文化遺産が今も息づき、伝統として受け継がれている京都でICOM大会が開催されるに際し、文化財を守り伝統を大切にしながら、新しい未来を創造するために、博物館が果たすべき役割を考えたいという願いが込められています。

  • ICOM京都大会のテーマにサブテーマはありますか?

     京都大会のおよそ一年前に開催する「ICOM舞鶴ミーティング2018」(2018年9月30日開催)で、メインテーマである「文化をつなぐミュージアム-伝統を未来へ-」の深掘りをして、2019年のICOM京都大会でディスカッションする題目(サブテーマ)を考えていきます。また各国際委員会等での個別セッションでは、それぞれの委員会ごとにメインテーマに沿ったサブテーマを設定し、発表や議論が行われます。
     サブテーマの情報は、ICOM京都大会ホームページのプログラムや発表募集要項などでお知らせする予定です。

参加・登録について

  • ICOM京都大会に参加する方法は?条件などはありますか?

     2018年11月頃にICOM京都大会ホームページ上で参加募集を開始する予定です。募集期間中にご自身で参加登録をしていただきます。登録時期や会員・非会員等で登録料に違いはありますが、ICOM会員でない方や学生、ミュージアムに興味のある方など、どなたでも参加することができます。

  • ICOM京都大会の参加費はいくらですか?全会期参加でも1日参加でも同じ参加費ですか?

     参加費は正式に決定次第、ICOM京都大会ホームページでお知らせします。ICOM会員・非会員、国等によって価格が異なります。また、早期登録、事前登録、当日登録によっても異なり、早めに申し込んだ方が安くなります。多くの方々が参加しやすいように、会期の一部のみの参加登録(1日券)や学生料金なども設ける予定です。

  • ICOM京都大会参加の意義を一言で言うとしたら、何ですか?

     日本のICOM会員に聞いてみたところ、以下の回答が寄せられました。
     
    ▶国内外のミュージアム関係者との交流。
    ▶世界とつながる場、そこから無限の可能性が生まれる。
    ▶自分たちの日々の業務や活動をグローバルな視点でみつめなおす機会。
    ▶日本の博物館、そしてそこで活動する私たちについて、本当の意味で知ってもらうチャンス!
     (自分たちの活動を、リアリティを持って伝えられるのは、日本での大会だからこそです。インターネットが発達した現在、生のダイレクトな情報を発信する必要性を、博物館に関わる人なら実感しませんか。)
    ▶日本の博物館活動の質の高さを世界と日本と自分に知らしめる絶好の機会
     (周囲の無理解と無関心に苦しみながらも、日本の博物館の活動は決して世界にひけをとりません。世界にそれをアピールして、日本の当局にもアピールして、自分にもアピールして、まさに大会テーマの文化ハブとしての博物館を創造していきましょう。)
    ▶日本の博物館の優れたところを世界中の仲間に伝えるとともに、そこにある課題を国際的視野で共有し、これからの博物館の果たすべき役割を考え、大会で生まれた新しい交流の輪を育てながら、それぞれの仕事に活かし、日本の博物館の発展的課題解決に貢献できること。

  • 所属する博物館が、ICOMに加入していない、海外との交流をあまり考えていない場合でも、ICOM京都大会に参加する意味はありますか?

     普段のお仕事ではなかなか海外との接点がないからこそ、ICOM京都大会は国際的な視野でミュージアムのことを考えるチャンスです。海外の博物館関係者と交流することで、日頃抱えている課題の解決の糸口が見えたり、国際的な文脈のなかで自分たちの活動がどのように位置づけられるのかを考えてみることが、所属されている博物館の今後の活動の充実につながっていくと思います。
    その他にも様々な利点があります。詳しくは、「ICOM京都大会2019の参加による10のメリット」をご覧ください。

  • 半日しか時間がなくても参加する意味はあるでしょうか?

     日本の博物館関係者の皆さんは、数日間大会に参加するのが難しい方が多いと思います。そのため、1日券を用意する予定ですので、ご自身が聴いてみたい、参加してみたいと思われるセッションをピンポイントで選んで参加することが出来ます。

  • (大会参加の)「助成金」などサポートはありますか?

     過去の大会では、ICOM本部や大会組織委員会、一部の国際委員会が、若手や途上国などの参加者を対象に、参加費や旅費等の助成を行っています。ICOM京都大会でもこれらのサポートを検討していますので、詳細が決まり次第(2018年秋頃)ICOM京都大会ホームページでご案内いたします。

セッション・発表について

  • ICOM京都大会で発表する方法は?

     30ある国際委員会等がそれぞれ発表者を募集します(2018年秋頃~)ので、発表を希望する委員会等にご自身でお申込みください。近年は、多くの委員会でICOM非会員でも応募可能としています(申込や発表は、原則として英語になります)。発表募集開始時期にこのホームページでも情報を掲載する予定です。

  • ICOM京都大会では、30の国際委員会すべてに言語サポートがつくのですか?

     各国際委員会等のセッションの言語サポートについては各委員会の判断によりますが、大会事務局としては言語サポートを付けることを推奨しています(なお、ICOMの公式言語は、英語、フランス語、スペイン語ですが、原則として英語のみの委員会が多く、必ずしも日本語の同時通訳がつくわけではありません)。参加登録をする頃には詳細が分かりますので、ICOM京都大会ホームページで情報をご確認ください。

イベント&ツアーについて

  • 京都以外へのツアーは企画されていますか?

     ICOM京都大会ではエクスカーションの日を設定し、京都府内や関西一円、あるいは遠方のツアーを企画する予定です。一部の国際委員会では、オフサイト・ミーティング等で、東京や広島など遠方のツアーを検討しているところもあります。
    これらの情報は、ICOM京都大会や各国際委員会のホームページ等で、大会数か月前頃からご案内する予定です。

ボランティアについて

  • ICOM京都大会でボランティアをするにはどうしたらいいですか?

     ICOM京都大会では、学芸員資格課程の履修生や博物館に関心のある学生、外国語が堪能な学生の皆さん、そして京都周辺の一般市民の方々にボランティアのご協力をいただきたいと思っています。
    ボランティアの募集は、ICOM京都大会のホームページ上で2018年秋頃からご案内する予定です。

協賛について

  • 自分の県や市に国際委員会のツアーを招致することはできますか?

     国際委員会が主催するオフサイト・ミーティングやエクスカーションの訪問先については、各委員会の判断で決定します。参加する博物館関係者が興味を惹く、観光ツアーとは異なる専門的な内容が求められます。招致をご検討される場合、地元で負担していただく経費(バスの借り上げや昼食代、資料代、会場費等)や英語対応スタッフなどについて、ご相談する必要がありますので、なるべく早いうちに、まずはICOM京都大会組織委員会事務局やICOM京都大会準備室まで、ご連絡ください(その後、該当する委員会の役員や日本の窓口担当と協議することになります)。
    ツアー招致などに関する協賛はコチラ(「(5)その他協賛プラン」内)、 協賛に関するお問合せはコチラをご覧ください。

宿泊について

  • ホテルの割引などありますか?

     大会運営側が確保したホテルについては、京都大会用の価格設定を用意する予定です。また京都大会ホームページにおいて、安価なゲストハウス等の予約サイトもご案内する予定です。

その他

  • なぜ開催地を京都にしたのですか?

     ICOM大会招致準備委員会で検討した際には、京都以外にも、東京をはじめ地方都市を含む幾つかの候補地が挙げられました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の前年に開催すること、世界中から博物館専門家が集う国際会議であること、開催地の歴史や文化を世界に発信する意義のある地域が望ましいこと、等の意見がありました。その上で開催地の中心市域内に200以上の博物館施設と相互の連携体制を有し、数多くの文化遺産や大学があり、府や市も大会招致に積極的であった京都が、最終的に開催地として選ばれました。

  • ICOM大会を通じて実際解決された、または改善された事例があれば教えてください。

     3年に一度のICOM大会を開催することによって、国全体の博物館が発展した例は数多くあります。例えば、アジアで初の開催国となった韓国(2004)では、大会テーマであった「博物館と無形文化財」に対する取組を発展させ、大会が終わった後も無形文化遺産の国際機関誌『International Journal of Intangible Heritage』(http://www.ijih.org/mainMgr.ijih?cmd=mainPageVie)を刊行し続けており、国内の無形文化財保護・活用にも大きく貢献しています。また、中国(2010)も、大会終了後、ICOM本部と連携して北京に国際研修センター「International Training Centre」(http://icom.museum/activities/training/icom-international-training-centre-for-museum-studies/)を開設し、年に2回、各国の若手の学芸員等を招聘し博物館に関するさまざまな研修を行う事業を継続的に行っており、博物館に関する法令の整備をはじめ国内の博物館の発展に結びついています。こうした状況はブラジルやイタリアでも同様に見られることで、日本でもICOM京都大会をきっかけとして、博物館学の発展や各博物館の充実、博物館法の見直しをはじめ関係法令の整備や予算・人員の確保などが図られることが期待されています。

  • 全国各地の博物館に期待されていることはありますか?

     ICOM京都大会は、世界中の博物館関係者が集うまたとない機会ですので、開催地の京都だけでなく広く日本全国の博物館にとって意義のある大会にしていきたいと思っています。日本各地の博物館の皆さんには、是非ご自分の博物館での活動や取り組みを、ICOM京都大会に向けた関連イベントや、京都大会での発表や展示、海外の博物館関係者との交流を通じて国内外に発信していただくことで、自分たちの博物館のアイデンティティに気づき、日本の博物館の未来を一緒に考える機会にしたい…と願っています。

  • ICOMやICOM京都大会に関する参考文献はありますか?

     以下のサイトをご覧ください。

    【ICOMについて】
    - ICOM本部ホームページ http://icom.museum/the-organisation/

    【ICOM日本委員会について】
    - ICOM日本委員会ホームページ https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/
    - ICOM大会招致検討委員会報告書
      https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/ICOM_report_2013.3.27_r(全文)
      https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/ICOM_report_summary (骨子)

    【前回大会のミラノ大会2016について】
    - ミラノ大会ホームページ http://network.icom.museum/icom-milan-2016/
    - ミラノ大会最終報告書
     http://icom.museum/resources/publications-database/publication/icom-milano-2016-24th-general-conference-museums-and-cultural-landscapes-final-report/L/10/
    - ミラノ大会簡易プログラム(ICOM日本委員会作成)
     https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/Milan_program_jpn_2016Feb16.pdf